若い時と比べて、こんなに反応が鈍くなってます!!歳をとると出てくる、転倒の危険性。
- hitomisirigeinin
- 2022年6月2日
- 読了時間: 3分

●歩いている時、何も無いところでつまづいてしまう。
●バランスを崩してしまう。(フラつく)
●滑りやすそうな道(水溜り・ツルツル路面等)などを、避けるようになった。
このようなことに心当たりはありませんか?
または他者から言われた事はありませんか?
特に加齢の変化が出始めてくる、50〜60代の方は
自分自身では気づきにくいです。(まだまだ仕事もでき動ける年齢なので、歳を取っているという実感がない方も多い印象なので)
それとは裏腹に、加齢は進んでいき身体は少しずつ衰えていきます。
特に50代、60代を過ぎたあたりの方、要注意です。
大事なのは、加齢だからと諦めるのではなく
しっかりとケアしていくという事です。
今日は
「歳を取ってからの転倒は、いかに身体機能を低下させるのか。」
について考えていこうと思います。
転倒を防ぐ、「姿勢を維持する力」

転倒を防ぐには、
バランスを崩したり、つまずいたりしても
立て直すことのできる能力が必要です。
例えば、
つまずいても、すぐに足を出して身体を支えたり
道を歩いていて、障害物があってもしっかりと避けられる能力です。
これを読んでくださっているみなさんにはありますか??
「姿勢を維持する力」はどうやって落ちていくの??
こういった研究が出ているんです。
「転倒恐怖感を有する高齢者は、
行動範囲の縮小や活動頻度の減少から活動量が低下する。」
「生活活動量は高齢者の身体機能と関連が強く、日常の生活を高い状態に保つことで、辛いに伴う身体機能の低下を予防できる」
これどういうことかと言うと、
日常生活でどれくらい動いているか(家事や買い物など)と
身体機能はとても関係が深いので、
忙しく生活している人ほど、身体の衰えを防止でき、転びにくくなります。
また
転倒すればするほど、運動する意欲がなくなり身体機能も低下していく
と言う事です。
私自身の経験からしても、
1回の転倒をきっかけに恐怖心が増し、
外出の機会や運動の機会を
自ら減らしてしまっている方が、多くいらっしゃる印象です。
参考:
・Bertera EM .Bertera RL : Fear of fallingand activity avoidance in a national sample of older adults in the United States.Health Soc Work .2008 ; 33 ; 54 −62.
・Raguse CA ,Kyle U ,et al .: A3 −yaer longitudinal study on body cemposition changes in the elderly : role of physical exercise .ClinNutr.2006; 25; 573−580.
まずは自分の姿勢を知ること

とはいっても、
「なんとなく背中が丸い。」「猫背と言われた。」など
自分の姿勢が悪い事は、
すでに分かっている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
こういった皆様、
具体的にお身体のどの部分が悪くて、どこに負担がかかっているのか
分かっていますか??
日常生活でどの動きが悪いのか、分かっていますか??
実はこれがとても重要なんです!!
よく姿勢が悪いと言われる「猫背」「反り腰」が原因で
もちろん腰痛が発生してしまう方もいらっしゃいますし、
膝や股関節が痛くなってしまう方もいます。
姿勢が悪いだけで、身体のさまざまな部分に影響します。
なのでまずは自分の姿勢を
詳細に知る・意識することからはじめていきましょう。
参考:
・小栢、池添ら:「高齢者の姿勢制御能力と転倒恐怖感および生活活動量との関連 」理学 療法学 第37巻 第2号 78〜84頁(2010 年)
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