「姿勢が悪い」とどんな悪いことが起こるのか。
今日はお客様から寄せられたこのような質問に対して
答えていこうと思います!
歳をとると多い姿勢
人間であれば、誰しも歳をとります。
当たり前ですが、若い頃と比較して
筋力・体力も落ちてきますし、身体は劣化していきます。
これに伴い、姿勢ももちろん変化していってしまいます。
その中で最も多いのが「円背姿勢(背中が丸い)」です。
歳をとるにつれて、
なるべくこの姿勢が強くならないよう、日々注意していく必要があります。
ここで注意したいのが、
何も円背姿勢の方全員が
背中・腰等に痛みを抱えているわけではないんですよね。
もちろん、背中が丸くても痛みなく
元気に過ごされている方もいますし、
逆に円背姿勢が軽度でも、痛み等の症状が強い方もいらっしゃいます。
ここでお伝えしたいのは
円背姿勢だと、将来的にお身体に異常が出る可能性が高まる。ということです。
そのためにしっかりと予防して行かなければなりません。
背中が曲がっているとどんなことが起こりやすくなるの?
これに関しては、腰や背中が痛くなったり
お身体にさまざまな弊害が起こります。
これを読んでいる皆さんにもやってみていただきたいのですが、
●正しい姿勢で深呼吸するのと
●背中を丸めて深呼吸するの
どっちが呼吸しにくいですか??
おそらく後者だと思います。
そうなんです。姿勢が悪いと息しにくいんですよ!
そこで
あまり知られていない呼吸機能の低下に関して説明していきます。
姿勢が悪いと肺炎になりやすくなる
皆さん知ってました??
普通は黙っていても、加齢による筋力低下等で
呼吸機能は落ちていきます。(歳をとってよく咳き込むようになったり等)
それに加えて姿勢が悪いとなると、
肺が膨らみにくくなったり、肋骨が変形してきたりすることで
さらに呼吸状態が悪くなってしまいます。
これにより誤嚥性肺炎や呼吸不全といった疾患を招きます。
参考:(1)寺本・鈴木ら「脊柱後弯が呼吸機能の加齢変化に及ぼす影響」,日老医誌,
1998;35:23-27
(2)伊藤・山田ら「円背姿勢高齢者の呼吸機能及び呼吸パターンの検討」,理学療法学 22(3):353-358,2007
また肺炎は右図のように、
毎年日本人の死因ランキング
第4〜5位に入るくらいなので
より気をつけていく必要がある
と言えます。
出典:厚生労働省「令和元年(2019)人口動態統計月報年計(概数)の概況
悪い姿勢に気づくにはどうしたら??
なかなか自分で気がつくことは難しいと思います。
そのため専門家による評価と、
どこがどれくらいずれているのかを分析するシステムが必要です。
(詳しくはこちらのブログもご参照ください。)
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